明後日の日曜日、屯所(消防団詰所)の定期点検があるとのことで、先日の日曜日、予定を返上して掃除に行くことになった。当日は親類の初盆で出席できそうにないので、隅々まで、出来る限り、やれるだけやったつもりだ。
結局掃除に来たのは6名のみ、如何せん人手が足りない。若い連中に出来るだけ入団してもらいたいと思うのだが、現実的には非常に厳しい。
本来であれば、社会奉仕の一貫として、志しを持つ者なら積極的に参加したいところだろうが、如何せんそんなに甘くはない。
尚且つ綺麗事ではないのである。
実は私もそうだった。
若い頃は地元にいなかった所為もあるが、帰省してからも積極的に入団しようとは思わなかった。勿論、「地域の為、社会奉仕の一環として」と自覚していたとしてもだ。
知命を遠に過ぎてから、人手不足もあり、先輩方からの強い要請もあって止む無く入団したというのが実のところである。
以前は何故入団に躊躇したかというと、以前の消防団と云えば常に酒盛りを交わしているイメージがあった。勿論、今でもそんな消防団もあるかもしれないが、何しろ私は酔っぱらいが嫌いだ。
へべれけになるまで飲む連中の気が知れない。酒は飲んでも飲まれるなだ。たとえ大酒をかっくらったとしても、理路整然としていなければならない。
消防団にはそんなイメージがつきまとっていたものだから、入団に躊躇していたのだが、最近はそんなことはないとのことだった。実際、入団して3年になるが、一度も飲み会がない。
ただ、こうして、「社会奉仕だ」「地域の為だ」と休みを返上し、奉仕している若い団員らのことを思うと、たまには「ご苦労さん」と労をねぎらう必要があるのではないかと思う、今日此の頃である。
日本の消防団の実態>> ・・・一応参考まで