昨年3月の東日本大震災の大津波により、7万本もあった高田松原の松の木が、1本のみを残して全てなぎ倒されました。
その倒木した松を何らかの形に残し、そして思い出に残そうと、一関市宇南に事務所を構える(有)武田パーツ専務取締役の武田ユキ子(一関市議会議員)さんが先頭に立ち、「結いっこメモリープロジェクト」と命名し復興を支援する団体を立ち上げました。
プロジェクトでは、松の木製ケースの中に、柄に松を使ったUSBメモリー(4GB)が入っていて、そのメモリーの中には震災前の高田松原の風景や、復興に向けての意気込みなど、絶対に記憶に留めて置いて欲しいと生々しい津波から逃れる動画も入り、約10分間の映像が入っています。
またBGMには、NHK盛岡 いわてみんなの歌で知られる「大根こん」を作詞作曲し、自身が歌う吉野崇さんの「桜 詩(うた)う」が流れています。
木工・外装を担当する千葉範文(遊徒工房代表)さんによると、高田松原の松は樹齢270年もあり、
しかも海風に晒されて育った為か年輪もこまかく、かなり堅いらしくなかなかノコギリの刃が入っていかないと話していました。
「加工材料としては職人泣かせだが、商品としては素晴らしいものができる」とも話していました。
販売に向けて着々と準備をしており、益金の一部を陸前高田市に寄付するとのことです。
因みに、私は情報担当ということで紹介されておりますが、
USBメモリーに保存してある動画とホームページの作成を担当します。