本日、岩手県北上市の日本現代詩歌文学館に於いて、篠弘館長による今年最後の短歌実作講座が行われた。
本日の講座は佐佐木幸綱(心の花)さんの作品を取り上げ、佐佐木さんの歌風などを学びながら我々受講者の作品の添削に入っていった。
私の番は15番目。
元 歌:台風の去りし稲田に穂仁王立つ踏ん張る気根を示すが如く
添削後:台風の去りし稲田に穂仁王立ち守り難がるものを守れり
3句目の穂仁王(ほにお/ほんにょ)についてはあまりにもローカル過ぎたこともあって、館長もなかなか理解に苦しまれたようだった。すかさず受講者の一人が、黒板に描くなどして詳しく説明してくださった。
館長のスケジュールが詰まっているなかで、貴重な時間を奪う羽目になってしまったことを大変心苦しく思いながらの本日の受講だった。
午後の部の受講者が31人。全員分の添削が終わるのを見計らって、前列に陣取っていた元応援団(黒沢尻北高校OB?)と思われるご年配の方が、いつもの如く応援用の旗を持って前に進み、篠弘館長への感謝を込めたエールで最後を締めくくった。
私も元応援団リーダーでタクトを振った者として、この時ばかりは心躍り胸が熱くなるのを感ぜずにはいられなかった。
また是非とも来年も参加したい・・・。
Author:ハルク伊藤