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セシュームが気がかり
カテゴリ: フォト短歌
裏山の杉林の中に、自家消費分の椎茸のホダ木が50本ほどある。
例年この時季は、椎茸、特に「春どんこ」を楽しみにしている。
秋程ではないにしても、お煮付けにすれば美味しい。

ところが、今年はあまり嬉しいとは思えないのである。
というのも、セシュームの問題がある。
来月、つまり明日の4月1日より、昨年3月に設定された暫定規制値より大幅に厳格化されることになった。
それでも、世界基準(10ベクレル)よりも遥かに高い基準であって、原発推進に力を注いできた理由がこの辺からもよく理解できるような気がする。
もう二度とこんな思いはしたくないのだが。・・・


フォト短歌「春どんこ」
編集 / 2012.03.31 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
オープンソースカンファレンスin一関
カテゴリ: お知らせ
岩手県では初(たぶん)となるオープンソースカンファレンスが、来る4月21日、一関を会場に開催されます。
オープンソースカンファレンスとは、オープンソースの最新情報を発信する展示・セミナーのイベントで、個人や一般コミュニティ、企業まで幅広い団体が参加しています。

冒頭でも申し上げましたが、今迄は東京や大阪、東北では仙台などの主要都市では開催されておりましたが、岩手県では初の開催ではないでしょうか。実に有難いことです。
良い機会ですので、是非参加してみては如何でしょうか。
因みに、私は申し込みを済ませました。

オープンソースカンファレンス2012 Iwate
日程:2012年4月21日(土) 10:00~17:30
会場:一関文化センター(小ホール・展示室)
   [アクセス] (JR 一ノ関駅西口から徒歩5分)
費用:無料
内容:オープンソースに関する最新情報の提供・展示 - オープンソースコミュニティによる展示
   ・セミナー - オープンソースの最新情報を提供   セミナータイムテーブル

主催:OSC2012 Iwate実行委員会 オープンソースカンファレンス実行委員会
企画運営:株式会社びぎねっと

尚、仙台会場は7月頃の予定とのこと。

編集 / 2012.03.29 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
ゆいっこメモリ
カテゴリ: Support(支援)
3・11東日本大震災により、7万本もあった陸前高田市の松原の松が1本のみを残して全てなぎ倒されました。
その倒木となった松を利用し、何らかの形に残して思い出に残そうと、一関市宇南に事務所を構える(有)武田パーツ専務取締役の武田ユキ子(一関市議会議員)さんが先頭に立ち、「結っこメモリプロジェクト」と命名し、復興支援の団体を立ち上げました。

倒木の松を用いて台座を作り、その上に、柄には年輪の美しい松を使った4GBのUSBメモリの製作に取り掛かり、
震災からちょうど1年後の今月の11日に発売開始となった「結っこメモリ(USBメモリ)」ですが、販売も好調のようで、第一弾製造分の500セットの在庫も残り僅かとのこと。

今迄は、陸前高田市にある「川の駅よこた」を中心に店頭販売のみでしたが、この度ホームページも漸く完成し、全国に販売出来るようになりました。
売上金の一部は、陸前高田市に寄付されます。

因みにUSBメモリ(4GB)の中には、陸前高田市の津波の惨状や復興の歩み、また懐かしい震災以前の風景など、私が作成を手掛けた映像が収められています。

結っこメモリプロジェクト公式サイト・・・結っこ企画

結っこメモリの作業風景・・・工房拝見


フォト短歌「ゆいっこメモリ」



USBメモリに収められた映像のCM(YouTub版)   実際の映像は約10分程です

編集 / 2012.03.28 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
評議員会無事終わる
カテゴリ: パワーリフティング
天候は大荒れ、震度5弱の地震にも見舞われた1日でしたが、
平成23年度、第3回目となる岩手県体育協会評議員会が、盛岡市を会場に行われました。

評議員会に先立ち、
今年度の優秀選手や団体、指導者に対する栄光賞の授与式が行われました。
私ども、県パワーリフティング協会関係者にとっては初の受賞となった岩崎実さんが、壇上に上がり表彰を受けました。実に嬉しい事です。

若い選手らの良き見本となり目標となる岩崎さんには、本当に感謝すると共に、
今後も健康を維持され、更なる活躍を期待致します。


栄光賞受賞の岩崎実さん   フォト短歌「手本となりて」
編集 / 2012.03.27 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
止まぬ余震?
カテゴリ: 気象現象
犬と散歩をしていますと、落葉樹の枝々から春を告げる小鳥たちのさえずりが聞こえてきます。田んぼや畑の雪はすっかり解け、そろそろ農作業の準備に取り掛からねばなりません。

「平穏で平和な生活を送れさえすれば良い」と思っているのですが、昨夜は2つ続けて結構強い地震がありました。
やはり東北地方太平洋沖地震の余震でしょうか。

深夜、辺りは静まり返っており、本揺れ前の地鳴りや地響きがしっかりと聞こえてきます。
その瞬間、車のキーと携帯電話をポケットに押し込み、暫し様子をうかがいます。
もし強いようであれば直ぐ様年老いた両親の下に駆け寄る準備をします。
弱い事を願いながらも。

結局それ程ではなかったものの、いったい何時まで続くのでしょうか。
気の休まる暇はありません。


フォト短歌「春どりの声」





編集 / 2012.03.26 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
商工会サイト内でのH・P
カテゴリ: お知らせ
昨日、平泉商工会主催の、商工会サイト内ホームページ作成並びにサイト活用の講習会に参加。自作のホームページやブログが既に多数あって、以前にも案内があったもののあまり興味がわかなかったけれども、
取り敢えず、どんな内容かぐらいは確認してもいいかと思い受講してみる事にしました。

3月10日、Googleのマット・カッツ氏が、
米テキサス州オースティンで開催されたSXSW2012の座談会で、アルゴリズム変更についての予告をした事もあって、
SEOやSEMなど、具体的なマーケティング手法の話に触れるかと若干の期待を持って受講しましたが、ホームページ作成のみの単純な作業に終わりました。

とにもかくにも、商売をする上で間口を広げる事は非常に大事。
折角なので何とか活用していきたいものだと思っています。


商工会サイト内でのホームページ>>


フォト短歌「ぼた雪」
編集 / 2012.03.24 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
春じたく
カテゴリ: フォト短歌
岩手県南部は雪もすっかり解け、待望の春到来となり、田んぼでは稲作の準備が始まった。
作業はきついが楽しみもある農作業だが、
我が家でもそろそろ春仕度に取り掛からねばと思う今日この頃。

昨年の稲作は原発問題でとんでもない目にあったが、数度に渡る検査の末、結果的には放射性物質の検出をみることもなく安堵の胸をなでおろしたものだった。
もうそんな思いはコリゴリだ。
決して、富や名誉など求めようとは思わない。
平和で安心な日常を送れればそれでいい。


フォト短歌「春じたく」
編集 / 2012.03.23 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
生放送無事終了
カテゴリ: 取材(テレビ、新聞ほか)
NHK盛岡放送局の「おばんですいわて」の中継生放送の収録が無事、滞り無く終了しました。2日前のスタッフとの打ち合わせ通り、衛生に電波を飛ばすアンテナ付きの中継車を東側駐車場に配置、カメラや照明のケーブルを北側の窓から通し。・・・
とはいきませんでしたが予定を大幅に変更されたものの、流石はプロ。
機転の効いたてきぱきとした支持は見習いたいものです。

撮影順序はトレーニングルームの東側から180度右回転させ、
映る気満々の当平泉アスリートセンターメンバーらのトレーニング風景をバッチリと撮影しながら、メインとなる岩崎実さんへとカメラは向けられました。
流石は岩崎さん。マイクを向けられても微動だにせず、理路整然と質問に答える姿勢は見習うべきところです。
いよいよ試技開始。

試合明けから約3週間、通常試合に向けてピーキングを行う為、試合後暫くは調子を崩すのが一般的ですが、
本番さながらの気合で、日本新記録(M4の部66kg級自身が持つ107.5kgの日本記録)となる110kgを難なく挙上してみせました。
ただ残念なのは公式大会ではありませんので未公認記録です。

一方私はと言いますと、
競技審判としてジャッチしたものの若干緊張気味だった所為か、後で振返ってみますと落ち着きがなかったかなと反省しきり。
後で収録を確認するつもりではいますが、何やら「こっぱずかしい」気がするものです。
兎も角、無事終わってホッとひと息、安堵の胸をなでおろした次第です。


フォト短歌「衛星車」
編集 / 2012.03.21 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
生放送打ち合わせ(おばんですいわて)
カテゴリ: 取材(テレビ、新聞ほか)
明後日の午後6時10分から、NHK盛岡放送局のオリジナル番組「おばんですいわて」が、
当平泉アスリートセンターでの生中継の為、本日番組スタッフ(漆原アナウンサーほか)の方が訪れ打ち合わせを行いました。

放送の主役は北上市在住の岩崎実(71歳)さん。
岩崎さんは10年ほど前、大手食品メーカーを退職され、それを機に、健康管理を兼ねウエイトトレーニングを開始。
もともとスポーツ万能な岩崎さんは、
卓球やテニス、水泳などの競技選手として県でもトップレベルのアスリートとして活躍しておりました。

筋力トレーニング開始後も、ベンチプレスなどめきめきと頭角を表し、
遂には2010年2月28日開催の第8回ジャパンオープンマスターズベンチプレス選手権大会(M4の部67.5kg級)に於いて見事優勝。
挙上記録は自己新となる110kg。

翌年、階級改定後の66kg級でも優勝。
そして今年の2月に行われた第10回大会でもチャンピオンとなり、見事3連覇を果たしました。

今回はその岩崎実さんのトレーニング風景や大会でのエピソードなど、約8分間の生放送ということです。
どんな内容になるかは分かりませんが、私も画面にチラッと映るかもしれません。
「撮って出し」ではありませんので今から少しばかり緊張ぎみであります。 
主役でもないのに!・・・

◆詳細----------------------------------------------------
放送日:2012年3月21日(水)午後6:10~(約8分間生放送)
放送局:NHK盛岡放送局
番組名:おばんですいわて
放送範囲:岩手県内一円
中継場所:平泉アスリートセンター
----------------------------------------------------------

※余程の天変地異や、中東あたりでの紛争や政局の急な動きが無い限り予定通り放送されると思います。



フォト短歌「猛神と化す」  1.jpg 2.jpg



2010年2月YouTubeアップ




編集 / 2012.03.19 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
福寿草
カテゴリ: フォト短歌
春のお彼岸。
お墓参りに行くと福寿草が出迎えてくれた。

我が家の庭にもそろそろ出てもいい頃だと、2・3日前からカメラ片手に見て回ってはいるが未だのようだ。
今年は例年よりも寒さが厳しく遅いのかと思っていたが、墓地のいたるところで黄色い花が咲いていた。

今まであまり記憶にはないが、今年の厳しい寒さで、墓地のあちこちに未だ雪が残っていた。念のため長靴を履いて行ったのが功を奏したか、他の参拝者との会話はもっぱら靴の話であった。
もっとも、私は長靴愛好家?で、冬場は特に、毎日の通勤にも必ずと言っていいほど長靴だ。ポカポカで実にあったかで気持ちがいい。


フォト短歌「福寿草」
編集 / 2012.03.18 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
素晴らしきホワイトデーの贈り物
カテゴリ: 感動
昨日、震災瓦礫の受け入れをめぐって、静岡県島田市の受け入れが正式に決まったようです。東北以外の広域処理受け入れでは、東京都に次いで2番目となりました。
1日20t、1年間で5000tもの処理を目指すとのことです。

個人的には、バレンタインやホワイトデーには縁はありませんが、震災瓦礫を受け入れてもらう山田町や大槌町にとっては、この上ないホワイトデーの贈り物になったのではないでしょうか。

被災地である岩手県民の一人として、心から感謝し、この恩は絶対に忘れません。
今後我が家では、お茶の葉を購入するときには必ずラベルに目を通して、島田市産のお茶を購入する事に致します。


桜井島田市長の部屋>>
ここには、桜井市長の被災地に対する思いを通して、人として、或いは社会としてのあり方について、日本人が忘れかけている何かを、思い出させてくれる内容が詰まっています。また、コミュニティFMラジオ「FM島田」での平成23年12月21日に放送された桜井市長のインタービューの後半には、反対派の市民の声や被災地から寄せられたコメントの紹介があります。

中でも、
津波で全てを失った岩手県大船渡市に住む被災された方のコメントが紹介されておりますが、被災地である岩手県民の総意であり、東北全体の思いであると確信しております。
是非とも、ご一読ご拝聴頂ければ幸いです。


フォト短歌「恩を忘れず」
編集 / 2012.03.16 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
疾風のように
カテゴリ: フォト短歌
気分転換も兼ね、春を探しに一関遊水地をぐるっと回ってみる事にした。
見つけたのは春ではなく、赤いラインの新幹線だった。
今まで特に気にしながら新幹線を見ることはなかったが、北の方角から見かけぬ色がはやてのように近づいてきた。凄いスピードなので歳差の如く首で追った。

事務所に戻り早速調べてみると、
E926形の「電気・軌道総合試験車」という車両であることが分かった。
その愛称が「East i」だそうだ。
一般車両とは違い乗客が乗ることはない。
役目は走行しながら線路や架線(電線)の設備などの検査や点検をすることだそうだ。


フォト短歌「疾風のように」
編集 / 2012.03.15 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
毛越寺法灯会
カテゴリ: お知らせ
東日本大震災から1年が過ぎました。
数多くの犠牲者を出し、肉親を亡くされた多くの被災者がおり、その中でも両親を亡くした多くの子供たちがいます。
また、たとえ親が健在であっても、被災地では職場を失い、厳しい経済状況に置かれた子どもたちが多くいます。
その子供たちが社会人として独り立ちするまで、息の長い支援を行うことを目的に、
岩手県では平成23年6月にいわての学び希望基金が設置されました。

昨年6月、世界文化遺産に登録された岩手県平泉町毛越寺では、
昨年の8月16日に、先祖代々諸精霊や東日本大震災で犠牲となられた御霊の供養の為に、
毛越寺境内にある大泉が池に、灯籠を浮かべ法要を厳修されました。
今年8月16日も第2回目となる法灯会(ほうとうえ)が、供養する灯籠(奉納金1個につき1000円)を募って厳粛に行われます。
その奉納金の全て(経費を引かずに全額)を、前出の「いわての学び希望基金」や「国境なき医師団」に寄付されるとのことです。

お申し込みは今月(3月)から随時受付され、7月末まで行われるとのことです。
お申込みは直接毛越寺に行くか、郵便振替(後日ホームページでお知らせ)での受付となります。


フォト短歌「念」




編集 / 2012.03.14 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
冥福祈る
カテゴリ: フォト短歌
叔母(母方)の葬儀が無事に終わった。78才だった。
母の直ぐ下の妹で、物腰が柔らかで優しい人だった。
身内や知人が亡くなる度に思うのだが、「もっと会って話をしておけばよかった」といつも悔やむ。
こんな事を何時も葬儀の後に思い、一応反省するのだが、結局何日か経つとすっかり忘れてしまう。
おそらくこれの繰り返しなのだろう。

老犬の 見つめる先の たそがれて 冥福祈る 我らとともに


フォト短歌「老犬」
編集 / 2012.03.13 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
震災から1年
カテゴリ: 世に問う!『言わずにはいられない』
震災からちょうど1年が経った。長いようであっという間の1年だった。
先ずもって犠牲となられた方々の御霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げますとともに、残されたご遺族様や被災者の皆様方に対し、心よりお見舞い申し上げます。

この1年の間に、色んな事を経験し、色んな思いが脳裏を駆け巡り、そして良きにつけ悪しきにつけ世間というものが鮮明に観えてきたように思う。多くの尊い命を失い、数多の悲しみや憂いを知り、それと同時に実に深い慈愛の心とも接することが出来た。
甚大な被害をもたらした災害による不運を、直に経験する事により、その人の為人や考え方がありありと観えてきたようだ。
津波により、7万本もあった松林が、一瞬にしてたったの1本のみを残してなぎ倒され、犠牲者の心の拠り所だったその倒れた松の木の処遇をめぐり、「受け入れるべきだ」「いや受け入れるべきではない」と賛否両論の議論が交わされ、被災地復興の一番の妨げともなる震災ゴミの広域処理について、受け入れに対して賛成派と反対派の意見が真っ二つに別れ、それらの自治体の長の常識やリーダーシップの有無が浮き彫りになった。

自然災害は已む無しとしても、明らかな人災であったと確信が持てる原発の陰には、利権がらみの禍々しくもどろどろとした金権構造が白日の下にさらされることとなった。
我々一般の庶民には、嘗て知る術もなかった、権力により極秘裏に進められた核利用の危険な真実が浮き彫りになるなど、色んな意味において真実が暴かれ、あらゆる経験をさせてもらった1年でもあった。

被災地では、復興に向けて寝る間を惜しみながらも懸命に頑張っているが、その財源となる第1回復興交付金の配分を巡り、真っ二つに意見が分かれる結果となった。
要求額の半分程度にとどまった宮城県や福島県の首長は、「復興庁でなく、査定庁だ。交付金なんかやめればいい」と怒りを露わにした。

本来、復興庁創設の第1の目的は、複数省庁にまたがる課題を調整し、復興に対する政策を一元的に統括する、謂わばワンストップで問題を解決することを目的として、よりスピーディーに復興を進めるのが大前提であった筈だ。


野田政権に代わり、当初の所信表明演説では、震災復興を最優先課題として、「国民の声に耳を傾けながら政治家としての良心に忠実に、大震災がもたらした国難に立ち向かう重責を果たす」との決意を表明し、政府の震災復興基本方針に基づいて復旧・復興に向け加速させると述べた。

期待を寄せる被災地の自治体では、その、あまりのギャップに愕然となり、怒りを露わにする事は想像するに容易い事ではないだろうか。

また、復興に向けて一番の障害となる瓦礫処理の問題については、他県での広域処理をめぐってなかなか前向きとはいえない状況の下で、被災地では都市計画の遅れもあり、地震による地盤地下で沈んだ土地や防波堤の盛土工事や嵩上げ工事が一向に進んでいないのが現状だ。
そうなると、水産加工や造船工場など、沿岸部の主力企業の再生の遅れが、益々復興を困難なものにさせているのが現状のようだ。

それに伴い雇用も生まれず、職を求め、他の地域に転居する人たちが後を絶たないといった、人口流出の問題が更に進むというマイナスの連鎖が進んでいる。
企業の、「被災地3県(岩手・宮城・福島)での廃業はこの半年間で67%増」との見出しの紙面を目にしたが、「再建したくとも場所がない」といった致命的な状況が払拭されていない。
その根本にあるのが、前述したように瓦礫の処理如何に係わっていると言わざるを得ない。

このサイト「世に問う」の前号でも述べたように、多くの誤解や不信が、政府や東電、或いは学者に対する不信感によるものだということは十二分に理解できる。
しかしながら、「被曝」「汚染」と一括りにされているけれども、たとえば、日頃スーパーで購入する袋入りの野菜などは放射線で殺菌されている。

また、怪我をした時には、病院でレントゲン撮影を必ずといっていいほど受けるが、間違いなく放射線を浴びている。
CTスキャンの1回の被曝量は、一般的に胃のバリウム検査で概ね2.0mSV~3.0mSV。胸部のCTでは約7.0mSV~10mSVと云われている。それらの事も踏まえながら、政府はもっと、更に、早急に解りやすく説明すべきだが、一度不信感を抱かれるとそう簡単には信用を取り戻す事は容易ではない。

更に、追い打ちをかけるかのような、テレビ番組でのコメンテーターの政府不信を訴えかけるコメントの影響は実に大きい。
彼ら、彼女らが、「政府の対応について、とても信用など出来る筈がない」などと安易に発言することにより、瓦礫の受け入れをどうすべきか迷っている最中にそんな事をテレビで言われれば、「そうだな」ということになり、益々政府に対する不信感を深める結果となる。

これではいくら政府が名誉挽回の為に、真実を述べたところで理解を得られることは甚だ難しいのではないだろうか。
そこで大切なのは、利害関係のない、あくまで中立な立場で、冷静に物事を判断し、しかも人道的な見地からこの問題を捉えているある方のブログ記事(その1、その2)に目を通して頂きたい。
そして冷静なる人道的な判断を下し、後で悔やむことのないような結論を導き出してもらいたいと心から願っている。

何れにしても、
被災地の復興の妨げとなる一番の問題は震災瓦礫であり、その処理が進まぬかぎり、被災地の復興は遠のくばかりである。


フォト短歌「ゆいっこ」





編集 / 2012.03.10 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
日なたぼっこ
カテゴリ: フォト短歌
ここ岩手県南の磐井の里もだいぶ春めいてきた。
一面にあった雪もかなり溶け始め、日陰に残る一部の氷にちかい雪だけが未だしっかり残っている。
2日後の日曜日、震災からちょうど丸一年が経とうとしている。
あっという間の1年だった。
この1年の出来事や思いなどは、明後日に投稿したい。


フォト短歌「日なたぼっこ」
編集 / 2012.03.09 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
北展
カテゴリ: 公募展
岩手日日新聞社主催の公募展『第10回北展』を覗きに行って参りました。
今回は10回目の節目を記念して、これまでの大賞受賞者の作品も展示されました。
流石に力作揃い、絵心のない私にとっては実に羨ましくもあり、十二分に目の保養をさせて頂きました。

北展は、書道以外であればどんな作品でも出展出来るとあって、不肖私めも拙い作品とは承知しながらも、日頃から趣味で手がけているフォト短歌やフォト詩歌を、恥を忍んで出展してみる事にしました。

勿論、入選できればそれに越したことはありませんが、展示会場に入ってみて、十二分に納得させられました。
作品の多くは、油絵や水彩画、日本画やちぎり絵、或いは現代美術や彫刻、陶芸といった手の込んだ力作が殆どで、「場違いであった」と反省しながらひと通り見て回りました。
しかしながら、会場に置いてあったパンフレットの種目の中に、「フォト短歌」「フォト詩歌」と、私が以前から勝手に名付け、ブログやホームページなどで紹介していたジャンル名が載っていた事に、安堵の思いと、感慨深いものを感じながら会場を後にしました。


第10回『北展』
会期:平成24年3月5日(月)~3月30日(金) 9:00~16:30  ※火曜日休館
会場:めんこい美術館
住所:岩手県奥州市水沢区佐倉河字東広町1-4
電話:0197-22-5935


◆私の出展作品

フォト短歌「復興の夜明け」
復活の夜明け 
<説明>
フォト短歌とは、撮影した写真を観て、短歌を詠みそれらを統合して一つの作品にしたものをいい、今回の作品では短歌を筆で書き、それにベベルやエンボス加工を施し、
『復興の夜明け』と題して制作しました。
短歌の内容は、3・11の大震災で多くの犠牲を出し、壊滅状態となった沿岸部の再起を願い、一刻も早い復興を祈願して詠んだものです。


フォト詩歌「生きる」
生きる
<説明>
フォト詩歌とは、撮影した写真に詩を書き、短歌を詠んだものを統合し一つの作品にしたものをいいます。
『生きる』とは、夕暮れ時に見る山里の風景と、人の温もりを感じる里の生活の営みに触れ、生きるとはいったいどんな意味があるのか、そしてどう生きるべきなのかを改めて考え、そして思いながら書いた詩と短歌を一つの言葉の流れとして制作してみました。



編集 / 2012.03.07 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
大雪
カテゴリ: 気象現象
フォト短歌は、昨日の紺碧の空の写真に詠んだものだが、
今日は打って変わって大雪の日となった。
今現在(AM10:40)も止むどころか益々粒の大きなぼた雪となり、「しんしんと、はたまたぼたぼた」と降り続いている。

出勤前の自宅では、「どうせそのうち雨になるから雪掻きする必要はないぞ」と両親に話して自宅を後にしたものの、一向に雨になる気配がない。
寧ろ大粒になっているではないか。

そんな事もあり、ブログを書いてる暇があったら、自宅に戻って雪掻きせねば・・・。


清らかな空
編集 / 2012.03.05 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
UFO?
カテゴリ: 不思議な映像
以前他のブログでも紹介した事のある不思議な写真を、再度公開します。
2008年6月13日に撮影した地震雲と思われる写真と、
昨年の2011年3月16日に撮影した得体の知れない何かが写り込んでいた写真です。

2008年6月13日といえば、岩手宮城内陸地震の前日です。
まるで大鷹が翼を広げて襲ってくるかのような写真ですが、ちょうど方向も震源地の方角です。

また、昨年3月16日撮影の写真は、たまたま雪景色を撮ろうと、何枚か同じ位置から撮影した写真の1枚に写り込んでいたもの。
かなりのスピードで移動しているかのように見えます。
勿論肉眼では確認出来ませんでした。拡大してみても実態が掴めません。
YouTubeをたまたま見ていると、原発事故の何日か後の福島上空で、
見確認飛行物体が確認された映像が写っていました。それと何らかの関係でもありそうな奇妙な写真です。

以前私はUFO(円盤型)を見たことがあり、・・・そんな事を言うと「ナニねぼけてんだ」と言われそうなので、
あまり大っぴらに話した事はありませんでしたが、肉眼だけではなく、双眼鏡でバッチリ見た経験があります。
そんな体験をしているものですから、これらの写真も単なる偶然ではなく、ちゃんとした意味があるのではないかと思っています。






見確認飛行物体

その他の写真は>>




編集 / 2012.03.03 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
花粉の時季、余震に注意
カテゴリ: フォト短歌
3月に入り、今日はいっきにポカポカ天気となった。
すっかり春を思わせる陽気となり、身も心も気も、ウキウキしそうな一日だった。
このまま春にまっしぐらと行きたいところだが、そう簡単には行かないのが現実であり浮世である。
ましてや、花粉の飛散する時期でもある。

今日も茨城県沖を震源とする比較的大きな地震があった。
東日本大震災から、後10日でまる1年が経つ。その余震とみられる地震が今なお続いている。

30万人の犠牲者を出した2004年12月発生のスマトラ沖地震(M9.1)の余震では、3年後にマグニチュード8.4の巨大な地震が起きた。

昨年3月の東日本大震災発生以後、M7クラスの余震がすでに5回以上起きているが、近い将来確実に来ると云われていた宮城県沖地震が未だ発生していない。
心の準備だけはしておく必要がある。


花粉の時季
編集 / 2012.03.01 / コメント: 0 / トラックバック: - / PageTop↑
 プロフィール

ハルク伊藤

Author:ハルク伊藤



ブログ作成にあたり、
当初は「一つのジャンルに絞った方が人気ブログになりやすい」という通説があり、「トレーニングやパワーリフティングに特化したブログを」と思っておりましたが、今ではその常識に因われることなく、私個人の意見や考えを柱として、右にも左にも属する事なく、中立的な立場を決して崩さず、社会に対する思いや願い、或いは個人的な提言なども織り交ぜながら、日常の出来事や趣味の写真に短歌や詩をコラボしたフォト短歌を中心に、私の生きた証として、このブログを続けて参りたいと思っております。
本文の文体につましては、「強く訴えかけたい、強調したい」内容には「だ・である調の常体」。
それ以外は「です・ます調の敬体」と入り混じった文章で、大変お見苦しい点もあろうかと存じますが、
『寛容の心』を持ってご覧頂ければ幸いです。


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Happiness is the only thing you can give without having.
幸福は自分が持っていなくても人に与える事は可能である!

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