去る6月19日、埼玉県草加市にあるイトーヨーカ堂7F特設会場で、第15回オールジャパンアームレスリング選手権大会が行われた。その大会に、一関市大東町在住の小山寿喜(21)選手が、A2クラス・ライトハンド(-90kg級)の部に出場し、見事金メダルを獲得した。因みにレフトハンドは3位だったとのこと。
試合内容は、ライトハンドの初戦は破れたものの、その後敗者復活戦では地力を発揮して着々と勝ち進んだ。決勝では2戦して全て勝利を収め、値千金の優勝だった。
彼は本来、左(レフトハンド)が得意。本人はその左で頂天を目指したかったようだが、惜しくも3位に終わったことは不本意のようだった。しかしながら元々彼は右利きである。その利き手で勝利したことは決して嬉しくない筈はない。
彼は温厚で真面目な性格である。パワーリフティング大会などでは嫌な顔ひとつ見せず、積極的に、補助員として懸命にボランティア活動に励んでくれている。
来る9月10日・11日、希望郷いわて国体公開競技パワーリフティング選手権大会が平泉町立平泉小学校体育館で開催されるが、その時もボランティアとして積極的に参加するようだ。
日頃のトレーニングも然ることながら、彼はこつこつと陰日向なく努力を惜しまない人物である。今回の金メダル獲得は、素質も然ることながらその努力が実ったのではないだろうか。
彼は未だ弱冠21歳。更なる研鑽を積み、高みを目指してどんどんどんどん強くなり、更に人間力をも磨いてもらいたい。今後が実に楽しみである。
