食欲の秋、芸術の秋、文化の秋と、各地でイベントが目白押しの今日此の頃。
食欲は秋のみにあらず、と云うことで今回は文化の香りにふれてみようかと、地元舞川の一関文化伝承会が会場の文化祭に初めて顔を出してみることにした。地元民らの手作り作品が所狭しと展示され、午前中にもかかわらずそれなりに賑わっていた。
習字や絵画、手芸や生花、盆栽や東山和紙が材料の小灯りなど、どれも力作ばかりであった。
中でも特に目を引いたのは木製のこけしや将棋の駒(飾り駒)だった。木目の美しさをさり気なく際立たせた作風に、是非私もチャレンジしたいものだと暫し見入ったものだが、ふと作者名に目を転じると、こけしは同じ民区(15区)の前区長(佐藤悦郎さん)、将棋の駒は親類(伊藤茂明さん)の作品だった。
佐藤悦郎さんのこけし作りは、2012年の
第54回全日本こけしコンクール会長賞を受賞しているので勿論知っていたが、親類の伊藤茂明さんがまさかこれほどまで見事な飾り駒を作るとは、感心すること頻りであった。
他にも知人がこんなに字が上手だったのか・・・。あの人は随分手先が器用だったんだな~!などなど。新たな発見や新鮮な感動を頂戴した。
来年は是非、私の作品デビューを果たそうかなどと、自問しながら会場を後にしたのだった。
