うだるような暑さ続く残夏の候。
ここ磐井の里でも、着々と豊潤な秋の恵みの準備が、淡々と、しかも確実に進み、荘厳な営みとともにその移ろいを呈している。
「えんがら」とはこの辺の方言で「いが・いがら」の事を指すが、調べてみると、石川県能登半島の七尾市でも、えんがらを用いた「えんがら饅頭」というのがあるようだ。
甘党である私にとっては、アルプスを彷彿させる甘栗をふんだんに用いたモン・ブラン・オ・マロン同様、是非とも口に頬張ってみたい一品だが、これからのシーズン、ある意味、自己抑制に迫られる季節の到来でもある。
しかしながら厳しい厳しい冬の寒さを凌ぐ上でも、或いは冬眠前(熊か?)の下準備としても、必要な補給を抑制する事は、生理学上に於いても、「あまり好ましくない」と自分に納得させ、言い聞かせる昨今である。(笑!)