東日本大震災から丁度3年目の今日、最強レベルの寒気団の流れ込みにより、岩手県一関市もかなり冷え込みの厳しい朝を迎えた。
太陽が顔を出してからの午前中は、比較的穏やかな天候だったが、午後になってからは震災当時と同じような曇天となり、時折雪が降るなど、夢あかりが灯される夕方には手がかじかむ程の寒さとなった。
そんななか、一関市役所前の噴水広場を会場に、追悼の「夢あかり 一関」が大勢の市民らに見守られ、ひたむきに、そして厳かに執り行われた。
代表の小岩登志子さんや神﨑浩之(事務局長)さんをはじめとする有志らの手によって、用意された蝋燭に、平成7年1月17日に発生した阪神淡路大震災の折り、震災で亡くなられた方へのご供養として、被災10市10町を巡り運ばれた種火と、47都道府県から寄せられた種火を一つにした灯り、「希望の灯り」の分灯が行われ、そこから、敷地内に用意してあった沢山の蝋燭に、参加者らの手によって分灯された。
その後、平泉小学校の杉の子クラブの生徒ら30名と、修紅高校音楽部の生徒ら20名の合計50名による『しあわせを運べるように』『花は咲く』の2曲の合唱があり、感動をもたらした。
寒い中本当にご苦労さんだった。
そして被災地の沿岸部方向を向き、一斉に1分間の黙祷を捧げ、最後に、参加者全員で『花は咲く』を合唱して会場を後にしたのだった。
◆拙歌
“鎮魂の皆と歌いし『花は咲く』市民広場に春風をよぶ”
寒くて春風とは云い難い状況ではあったが、一つになった皆の思いを、被災地の沿岸部に、春風となって飛んでいってもらいたい。
尚、追々時間をみて、子供らの合唱を中心に動画を作成し、Youtubeに投稿したい。


花は咲く